墓地の種類
墓地には大きく分けて次のような種類があります
公営墓地
都道府県や市町村等の地方自治体が運営・管理する墓地
霊園墓地
民間の公益法人や宗教法人が運営・管理する墓地
寺院境内墓地
寺院の境内に設けられた墓地
村落型共同墓地
村落の住民のために村落によって維持・管理されている共同墓地
個人型墓地
個人が自己の所有地に設けている墓地で、地方ではよく見られます。
(現在は自己所有の土地に新たに墓地を建てることは出来ません)
お墓の基本構成と種類
すべてではありませんが、一般的によく見られるお墓の種類をご紹介いたします
和型
江戸時代中期以来、広く普及した形で、竿石の形にもさまざまな形があります。
・角碑型・・・・最も一般的に見られる形です。
・角柱型(神道型・文人型)・・・・竿石が細長く、神道に多い形です。戦前の軍人のお墓にも多く見られます。竿石が位牌の形をしているものもあります。
・猫足型・・・・竿石の下に猫足と呼ばれる台石がついています。
その他にも「板碑型」・「幅広型」・「駒型」などの形もあります。
角碑型
角柱型
塔型
供養塔の形をしたもので、墓石としては歴史のある形式です。「五輪塔」「層塔」「宝きょ印塔」「宝塔」「無縫塔」などの形があります。
洋型
キリスト教に多いお墓ですが、大都市周辺の大規模墓地にも多く見られる形です。キリスト教のお墓では石の十字架を建て、その前に敷板を置いた形式もあります。
自然石
自然石をそのまま墓石として用いたものです。
仏石型
地蔵尊や阿弥陀如来を石材に彫ったものです。
デザイン墓
従来のお墓にはない自由で様々な形の墓石で、近年増えています。故人の生前の職業や趣味などを彷彿させる形が作られます。
将棋の駒と将棋盤の形をしたお墓
お墓の面積
区画が3~4㎡のお墓が多く見られますが、都市部では墓地不足もあり1~2㎡の区画が増えています。普通の土地での1坪は3.3㎡ですが、墓地でいう1坪は0.9m×0.9m四方(3尺四方)で、「1聖地」とか「1霊地」とも呼ばれます。
墓石の大きさ
区画の大きさに対応してバランスの良い大きさの墓石が建てられます。区画が狭ければ台石や竿石の大きさも限定されてきます。
大きさを表す単位として、七型(7寸・21cm)・八型(8寸・24cm)・九型(9寸・27cm)・十型(10寸・30cm)・十一型(11寸・33cm)・十二型(12寸・36cm)などがあり、これは一番上に乗る竿石の横幅を表しています。
この竿石の幅の大きさに応じて台石の大きさも変わってきます。
付属施設
区画の大きいお墓では、墓誌・灯篭・物置台・手水鉢・門柱などの付属設備を備えている場合があります。
墓誌
灯篭
物置台
門柱
※合祀墓、石材の種類・価格、供養、法要などについては省略しております。