日本には6,852の島があり、そのうち421が有人島です。
ということはあとの6,431は無人島ということになりますが
こんなにあるんですね。
無人島というと非常に興味をそそるものがあり、
ワクワクする気持ちが湧いてきますね。
(瀬戸内海にも多くの無人島が点在しています)
世界には多くの無人島に漂着した人の物語があります。
その代表格はやはりダニエル・デフォー著の「ロビンソン漂流記」でしょう。
この小説はスコットランド人の船乗りが太平洋のフォン・ヘルナンデス島に
置き去りにされ、救出されるまでの実話をモデルに書かれたものです。
この物語は、僕も小学生の時にとても興味深く本で読んだ事を憶えています。
ただ一人での無人島生活。
生きるための食糧確保や道具作りなど
いつ救出されるかわからない中での苦労ばかりの無人島生活は
体力だけでなく想像を絶する精神力が必要になるのでしょう。
他にも有名な漂流記としては
ジュール・ヴェルヌ著の「十五少年漂流記」(二ヶ年の休暇)や
須川邦彦著の「無人島に生きる十六人」(明治の日本人の実話漂流記)、
吉村 昭著の「漂流」(これも江戸時代の実話)
などがあります。
無人島漂着の話ではありませんが
野上弥生子著の「海神丸」(実話の難破・漂流事件)などは、
限界状況に置かれた場面が、恐ろしくそしてショッキングに描かれています。
(興味のある方はぜひ読んでみてください)
ときどきテレビなどでやってる無人島生活や0円生活の番組は
僕も好きでいつも興味深く見ているのですが
これが本物となるとまた話は違ってくるのでしょうね。
遊びではない本物のサバイバル、
命をかけた本物のサバイバルですから。
絶望と死と、そしてほんの少しの希望。
人間の耐久力や限界状況におかれた人間のすさまじさ・・・
自分たちの日々の生活が、とてもありがたく感じられます。
今日も美味しい食事をいただいて、お布団の上でぐっすり眠れる。
本当にありがたいことです。そう思います。
海洋散骨のブルーマイルゥー