こんにちは!
関西では 「お水取りが終わると本格的な春が来る」 と言われます。
この時期になると街のあちこちで 「お水取りが終わったら春が来るなぁ~」
「お水取りが終わったら暖かくなるでぇ」 という言葉を良く聞くようになります。
俗にお水取りと呼ばれる奈良・東大寺二月堂修ニ会(しゅにえ)は今年で1258回目。
僧侶たちが世の中の罪を一身に背負い、苦行を実践し国家安泰等を祈る祈願法要で、
開行以来、たとえ風が吹こうが雨・雪が降ろうが
一度も休むことなく続けられているというすごい伝統行事です。
3/1~3/14の二週間、毎日お松明があがります。
実際にはお坊さんたちがさまざまな行を続けられていますが、
このお松明は皆がよく知っている行事の一つですね。
二月堂の欄干を松明が移動しながら
集まった群衆に火の粉を浴びせかけるのですが
この燃え残った炭を持って帰ると無病息災で暮らせるといわれています。
実際欄干の下に立ち、降ってくる火の粉を見ると少々怖いですが、
そのドキドキ感がたまりませんね。 (^-^)
このお松明、長さ8m・重さ80kgとかなりジャンボサイズですが、
火の付いたこれを持って二月堂の階段を駆け上がり、
欄干の上を移動しながら振り回して火の粉を飛ばしまくるのですから
やっている方々の体力も半端ではないと思います。
そういえば奈良には火を使った行事ごとが多いですね。
このお水取りの他に、
若草山の山焼き、灯火会、万灯篭、大文字の送り火などなど・・・
お水取りが終わり今日はとても良い天気。
本格的な春がやってきます。 (^-^)
海洋散骨のブルーマイルゥー