こんにちは。中井良紀です。
僕はPHSを愛用しています。
PHSが登場した時からですので、
もうかれこれ10数年経ちますね。
PHS登場時、携帯電話はまだ通話料が高くて
今ほど普及していませんでしたけど、
PHSは、料金が安く携帯電話に代わる移動通信システムとして
大いに期待されていました。
しかし、携帯電話各社は料金をどんどん下げ、
またPHSはエリアが狭いというイメージがあったので、
PHSの普及は予想以外に伸び悩みました。
当初3社あったサービス会社も、今は1社だけです。
しかし、実際にPHSをずっと利用してますけど、
エリアの問題など不便を感じたことはないですね。
たいていの日常生活圏では使えますし、もちろん地下でも使えます。
一時期、携帯電話と併用してましたけど、
PHSの方が音質もいいし不便も感じないので、
結局PHSをずっと使ってます。
今、事務所を留守にする時も電話の転送先はPHSです。
人に携帯電話の番号を教える時、
「070・・・」と言い出すと「え?! 070?」
といわれる時があります。
最近はもうPHSの存在自体を忘れている人、
あるいは知らない人もいるようですね。
だからPHSを使っている人に出会うと、とても親近感を感じます。
昨日も意外な事がありました。
神戸から高松へのフェリーに乗っていた時、
ちょうど明石海峡大橋をくぐり播磨灘を航行中に
僕のPHSが鳴り出しました。
海上ではてっきり圏外だと思っていたので
一瞬「え!?」 と思いました。
いつもお世話になってる方からの大切な電話だったので、
電話に出れてよかったです。
で、辺りをよく見ると、陸からかなり離れています。
意外と海上でも電波が届くという事を知りました。
たしかPHSの基地局は携帯電話に比べて出力が弱いので、
あちこちに多くの基地局を建てないといけなかったと思います。
なのに陸からこんなに離れた海上にまで電波が届くもんなんですね。
まわりに障害物が無いからでしょうかね。
その後もしばらく電波のアンテナは立っていましたが、
そうするうちに僕は眠たくなってウトウトと寝てしまいました。
高松東港入港を知らせる船内放送で眼が覚めると、
もうあたりはすっかり暗くなっています。
だいぶ眠ったようですね。
高松港沖を航行するフェリーや、
停泊する貨物船の明かりが見えます。
エンジンの回転数が下がり、
船はゆっくりと、
滑り込むように
港に入っていゆきました。
海洋散骨のブルーマイルゥー