こんにちは。
近年、散骨などの自然葬を希望する方が増えてきていますが、
まだまだ誤解・偏見が多いようです。
今回から、毎日ではありませんが
シリーズで散骨(自然葬)について書いていくことにします。
散骨についての理解に、少しでも役に立てればと思います。
よろしくお願いします。
最近よく聞く「自然葬」という言葉。
しかし明確な定義というものはありません。
日本で一般的に「自然葬」というと、
散骨(海・山・空)、 樹木葬
をさす場合が多いですね。
その他に宇宙葬(ロケットで宇宙に遺骨を打上げる)というものもありますが、
これが自然葬に入るかどうかは、意見が分かれるところです。
本当の意味での自然葬というものであれば、
土葬 ・ 風葬 ・ 鳥葬 ・ 水葬などが考えられますが、
日本では土葬もごくわずかであり、
その他も一般に行うことが出来ないので、
自然葬という言葉の意味合いには含まれていないようです。
これら自然葬を行うには、
前提として「葬儀」があり「火葬」があります。
(最近では葬儀を行わずに火葬をする「直葬」というものも増えてきています)
散骨等の自然葬は、言わば葬儀の2次的な位置づけとなります。
人の死は突然の場合が多いです。
そして葬儀もあわただしく、
十分な準備が出来ないままに執り行われる場合が多いです。
それに対し散骨などは、内容を十分に考え、
オリジナルなものに出来ます。
「故人様やご遺族の望む内容をかたちにすることが出来る」
これは重要なポイントだと思います。
いずれにせよ自然葬の考え方の原点は、
「自然への回帰」であると思います。
自然の循環の流れにそって、
新たな生を育む母なる自然に還ろうとする自然観。
ここに自然葬の原点があるあるように思います。
海洋散骨のブルーマイルゥー