キリスト教徒が多いヨーロッパ諸国は、
土葬か、建物の内側や地下に遺体のまま安置する方法が多いが、
都市部ではやはり墓地不足から納骨堂や合同墓地が増えています。
火葬も年々増えています。
●イギリス
火葬された遺灰のうち、約6割以上が散骨されています。
スキャタリング・グランドという芝生の一定区域に撒いたり、
埋めたりします。埋めた場所は特定出来ないようですが、
チャペルの壁面や樹木の下、ベンチなどにプレートを置いて
故人を偲ぶことが出来るようです。
●ノルウェー
土葬と火葬がありますが、墓地が不足しているようです。
火葬を希望する人も増えており、散骨も決められた場所で行うことが出来ます。
●スウェーデン
自然派志向の強い国民性からか、
死後も自然に戻ることを希望する人が多いそうです。
火葬する人も多く、散骨も早い時期から行われていました。
墓地には「ミンネスルンデン」という散骨エリアが設けられています。
●フランス
土葬が多いが、都市部では火葬も行われます。
散骨は 「公道以外ならどこでも可能」 だそうですけど、
希望する人はそれほど多くはないようです。
次回は、アメリカとその他の地域についてです。
海洋散骨のブルーマイルゥー