散骨の知識箱(9.海外の散骨事情 アジア編)

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世界各国の散骨事情を見てみようと思います。

散骨に焦点を絞っていますので、各国の一般的な葬送法については省略しています。

では今回はアジア各国についてみてみましょう。

 

●韓国

お隣り韓国は儒教思想の国です。

一般的に土まんじゅうの土葬が伝統的に行われますが、

広大な土地が必要になるので墓地問題が深刻化しています。

都市部では年々火葬が増えていますが、

もともと韓国では火葬のイメージはあまりよくないらしいです。

火葬場には骨砕機が設置され、遺灰は山や川に撒かれていましたが、

現在は墓地への納骨が奨励されているようです。

 

●中国

伝統的な葬法は土葬ですが、

中国政府は人口の多さと土地の有効活用の観点から

遺灰を海や川、森林に撒く葬法を奨励しています。

そのねらいは 「土地の保全」 「墓に使う石材などの節約」等の環境保全、

「古い葬儀習慣を改めて葬祭にかかるお金の無駄を省く」などです。

 

●タイ、ミャンマー

仏教徒が多いこの国では火葬が多く、墓地以外に海や川へ流す人も多い。

 

●インド

80%以上がヒンドゥー教徒で、火葬後、遺灰はガンジス川などに流されます。

一般の人はお墓を持たない人が多いそうです。

またゾロアスター教徒は鳥葬される場合が多い。

 

●スリランカ

仏教徒が一番多く、一般的には火葬後墓地に埋葬されます。

ヒンドゥー教徒は火葬後、川に散骨されます。

 

次回は、ヨーロッパ各国について見てみることにします。

 

海洋散骨のブルーマイルゥー

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