こんにちは!
昨日の続きなんですが、
僕の幼い頃はまだ蒸気機関車が現役で走っていました。
父親に連れられ、近くの国鉄奈良駅(現JR奈良駅)に
蒸気機関車をよく見に行ったものです。
当時の奈良駅は、駅に隣接し大きな機関区がありました。
大きな扇型車庫や転車台、石炭積込みのクレーンなどがあり、
多くの機関車がたむろしていました。
僕は時間が経つのも忘れ、石炭の積み込み作業や
貨車や客車の入れ替え作業を見つめていました。
その中に1台だけ、赤い蒸気機関車がいました。
赤というよりオレンジ色のようでした。
サビ止め塗装みたいなやつですね。
その蒸気機関車が動いているのを見たことないのですが、
いつも車庫のはしっこに停まっていました。
今でもその赤い蒸気機関車のことを鮮明に覚えていますが、
いまだにその蒸気機関車が何だったのか、
何という形式だったのかわかりません。
ただ単にサビ止め塗装のまま放ったらかしであったんでしょうか。
奈良駅を発着する列車の運用からSLが消え、
しばらくすると車庫に残っていた他の蒸気機関車とともに、
その赤い機関車もいつの間にか消えていました。
その赤い機関車。
僕にとっては未だに謎です。
海洋散骨のブルーマイルゥー