こんにちは!
奈良公園の近辺を歩いていると、
「奈良公園の入口はどこですか?」 と尋ねられたことが何回かあります。
奈良公園に入口はありません。 (^-^)
日本でも最大級の広さを誇る公園ですが、どこからでも出入り自由です。
で、どこからどこまでが奈良公園なのかよくわかりません。
街や自然と一体化してしまっています。
また、公園中にあるお寺や神社、施設などのあらゆる境界線が見事なくらい曖昧です。
例えば興福寺、東大寺、春日大社なども
いったいどこからどこまでなのかよくわかりません。
壁も無ければ仕切りもなにも無い。
よ~く見てもやっぱりわからない。
それに、なぜか公園の中に「江戸三」という旅館があります。
すべての部屋が「離れ」。
11棟の古びた日本家屋が点在する光景は感動的ですらあります。
常識では考えられない立地。
これまた一体どこからどこまでが旅館なのか、境界がありません。
僕にはこの曖昧さがなんとも心地良く感じます。
すべてが一体化してしまっているような感じ。
そこに生きる人々の生活の一部になっているような感じ。
点在する世界遺産も、「ずっと前からそこにあった」
と人々は普通に暮らしています。
そんな古都 「奈良」 は心地いい街です。
海洋散骨のブルーマイルゥー