こんにちは!
先日、高知で太平洋上での散骨をサポートしていた時のことです。
目的海域での散骨は無事終わり、
散骨海域を旋回し港に帰ろうと思っていたところでした。
いつも散骨地点をゆっくり3周し、
皆様にゆっくりお別れをしていただいてから港に向かうのですが
その旋回の目印は献花の花びらなんです。
僕 「船長、それでは三周旋回してから帰港をお願いします!」
船長 「了解!」 「あれっ? お花が・・・ 無い・・・」
僕 「え? ええっ! 今お花があったのに・・・ ホントに無い!!」
ということで、一瞬見失ってしまいました。
船長 「黒潮の流れは速いからな。 もう少し東に流れてしまったんかな」
黒潮の流れというのは意外と早いんです!
速度は約4ノット。秒速約2メートルにもなるんですよ。
僕 「ど、どうしよう・・・ お花が見えないお別れになってしまう。 あーホントにどうしよう!」
と思っていたところ。
船長 「あ! あったあった!!」
無事、波間に浮かぶ色とりどりのお花の周りを旋回しながらのお別れが出来ました。(^-^)
あーよかった! ホッとしました! (^-^)
ご遺骨は、色とりどりのたくさんのお花とともに旅立たれました。
ハワイ沖から北アメリカ西海岸へと達する黒潮の流れに乗って・・・
そしていつの日か再びこの高知沖の太平洋に戻って来るのでしょう・・・・
散骨時は、皆様に出来るだけ揺れを感じさせないように
船は微速で前進・後退を繰り返しています。
しかし、黒潮の流れが速い太平洋上では散骨地点を見失ってしまう可能性が
ある事がわかりました。
これを教訓に、次回の散骨時からは船の動かし方を変えようと思っています。
海洋散骨のブルーマイルゥー