こんにちは。中井良紀です。
葬送の一つとして、「水葬」というのがあります。
遺体を火葬することなく海に沈めるというもので、
日本では一般的に行うことが出来ませんが、
アメリカでは水葬が許されており、望む人も多いようです。
オモリが入った特殊な棺を使用し、
海底に固定されて浮き上がってこないように工夫されています。
日本でも水葬は船員法第15条に、
「船長は、船舶の航行中船内にある者が死亡したときは、
命令の定めるところにより、これを水葬に付することができる」
と規定しており、特殊なケースの場合として水葬の規定があります。
そして具体的な水葬の条件としては、
・船舶が公海上であること。
・死亡後24時間経過を経過したこと。但し、伝染病に困って死亡した時は、この限りではない。
・衛生上死体を船内に保存することができないこと。但し、船舶が死体を載せて入港することを
禁止された港に入港しようとするとき、その他正当の事由がある時は、この限りではない。
などとあり、このすべての条件を備えなければ水葬儀に付することができない
としています。
生の遺体をそのまま・・・
というと、少々抵抗があるかもしれませんが、
こういうのも一つの選択肢として良いのかもしれませんね。
いつの日か日本でも、
アメリカのように水葬の出来る時代が来るかもしれません。
海洋散骨のブルーマイルゥー