散骨の知識箱の最近のブログ記事

散骨の知識箱は、今回で一旦終わりたいと思います。

 

でも、皆様のお役に立てることが出来るよう、

これからもいろんな情報を発信し続けてゆきます。

 

実際にはまだ散骨など自然葬に対する理解が

低いというのが事実です。

言葉を理解していても、内容まで理解している人は少ないです。

 

少子高齢化がますます進み、

家族のありようが変わり続けています。

 

故人の想い、家族の想いが交差し、重なり合い、

葬送も多様化してゆきます。

 

日本においての葬送事情は

これからも変化し続けてゆくでしょう。

 

散骨等の自然葬が皆様に理解され、

葬送の一つの方法として広く受け入れられるようになる。

そんな時代を私たちは夢見ています。

 

そしてそのために、私たちが存在するのだと思っているのです。

 

海洋散骨のブルーマイルゥー

http://www.bluemileu.com/

北アメリカ地域

●アメリカ

アメリカは自然葬先進国である。

かつては土葬は主流であったが、全体的には火葬も増えてきている。

散骨を希望する人も多く、

カリフォルニア州、ワシントン州、ハワイ州などでは条件付きで合法化されている。

主流は船からの散骨だが、飛行機による空からの散骨も行われる。

そして条件付きだが、山や公園などへの散骨も可能である。

このあたり、一定の区域を設けないところはヨーロッパとは違いがある。

また、ロケットで遺骨を宇宙へ打ち上げる宇宙葬もアメリカである。

ちなみに、水葬も可能。

 

●カナダ

散骨は可能。

 

 

中南米・オセアニア地域

●キューバ

土葬が主流だが、火葬も行われ、散骨も可能。

 

●コロンビア

墓地への土葬が一般的だか、散骨も可能。

 

●アルゼンチン

土葬が一般的だが、散骨も可能。

 

●オーストラリア

土葬と火葬があるが、火葬の方が費用がかからないので、

火葬する人が多いようである。散骨も可能。

 

●ニュージーランド

散骨は可能。

 

 

中近東地域

イラン、イラク、トルコなどの中近東、ペルシャ湾岸諸国はイスラム圏である。

イスラム圏は一般に火葬の習慣がなく土葬が一般的である。

なおイスラム教徒にとって火葬は、「地獄に堕ちたものが受ける神の処罰」とされ

火葬されるのは罪人だけだそうだ。

 

 

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キリスト教徒が多いヨーロッパ諸国は、

土葬か、建物の内側や地下に遺体のまま安置する方法が多いが、

都市部ではやはり墓地不足から納骨堂や合同墓地が増えています。

火葬も年々増えています。

 

●イギリス

火葬された遺灰のうち、約6割以上が散骨されています。

スキャタリング・グランドという芝生の一定区域に撒いたり、

埋めたりします。埋めた場所は特定出来ないようですが、

チャペルの壁面や樹木の下、ベンチなどにプレートを置いて

故人を偲ぶことが出来るようです。

 

●ノルウェー

土葬と火葬がありますが、墓地が不足しているようです。

火葬を希望する人も増えており、散骨も決められた場所で行うことが出来ます。

 

●スウェーデン

自然派志向の強い国民性からか、

死後も自然に戻ることを希望する人が多いそうです。

火葬する人も多く、散骨も早い時期から行われていました。

墓地には「ミンネスルンデン」という散骨エリアが設けられています。

 

●フランス

土葬が多いが、都市部では火葬も行われます。

散骨は 「公道以外ならどこでも可能」 だそうですけど、

希望する人はそれほど多くはないようです。

 

次回は、アメリカとその他の地域についてです。

 

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世界各国の散骨事情を見てみようと思います。

散骨に焦点を絞っていますので、各国の一般的な葬送法については省略しています。

では今回はアジア各国についてみてみましょう。

 

●韓国

お隣り韓国は儒教思想の国です。

一般的に土まんじゅうの土葬が伝統的に行われますが、

広大な土地が必要になるので墓地問題が深刻化しています。

都市部では年々火葬が増えていますが、

もともと韓国では火葬のイメージはあまりよくないらしいです。

火葬場には骨砕機が設置され、遺灰は山や川に撒かれていましたが、

現在は墓地への納骨が奨励されているようです。

 

●中国

伝統的な葬法は土葬ですが、

中国政府は人口の多さと土地の有効活用の観点から

遺灰を海や川、森林に撒く葬法を奨励しています。

そのねらいは 「土地の保全」 「墓に使う石材などの節約」等の環境保全、

「古い葬儀習慣を改めて葬祭にかかるお金の無駄を省く」などです。

 

●タイ、ミャンマー

仏教徒が多いこの国では火葬が多く、墓地以外に海や川へ流す人も多い。

 

●インド

80%以上がヒンドゥー教徒で、火葬後、遺灰はガンジス川などに流されます。

一般の人はお墓を持たない人が多いそうです。

またゾロアスター教徒は鳥葬される場合が多い。

 

●スリランカ

仏教徒が一番多く、一般的には火葬後墓地に埋葬されます。

ヒンドゥー教徒は火葬後、川に散骨されます。

 

次回は、ヨーロッパ各国について見てみることにします。

 

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国内外で散骨を行った有名人は多いです。

その一部を紹介してみたいと思います。

 

・淳和天皇(平安時代初期の第35代天皇)・・・京都・大原西院

 

・沢村貞子(女優・エッセイスト)・・・相模灘

 

・勝 新太郎(俳優)・・・ハワイ・ワイキキ沖

 

・石原裕次郎(俳優)・・・一度は断念されたが、一部が散骨された。湘南の海とのことだか不明。

 

・横山やすし(漫才師)・・・宮島競艇場・厳島神社近くの海

 

・荒井 注(元ドリフターズメンバー)・・・オーストラリア・ケアンズの海

 

・杉 兵助(コメディアン)・・・浅草の隅田川

 

・hide(元X-JAPANギタリスト)・・・ロサンゼルス・サンタモニカ沖

 

・いずみたく(作曲家)・・・相模湾

 

・周恩来(中国の政治家)・・・中国・揚子江

 

・鄧小平(中国の政治家)・・・中国・空から海へ

 

・ネール首相(インドの初代首相)・・・インド・ガンジス川

 

・マリア・カラス(ソプラノ歌手)・・・エーゲ海

 

・ジョージ・ハリスン(元ビートルズメンバー)・・・インド・ガンジス川

 

・フレディマーキュリー(ロック歌手)・・・場所は不明

 

・エドウィン・O・ライシャワー(元駐日大使)・・・サンディエゴ・ラホヤ沖

 

・アインシュタイン(理論物理学者)・・デラウィア沖

 

などなど、まだまだ多くの方が散骨をされています。

海をこよなく愛されているかたが多いですね。

 

生命の源。

そして母なる海。

自然に戻りたいという気持ちは

皆さん同じなのでしょうか。

 

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